中山道ウォークみやげ
みやげというものはほとんど買わないんですが、今日は買わずにいられない気分になりました。
伏見宿の浮世絵マグカップでヤンス。
御嵩、伏見、太田といった地味な宿場にはほとんど期待していなかったのですが、期待に沿うが如くの惨敗ぶり....と思いきや、御嵩にも伏見にもさりげなく宿場風情が残っておりました。
このマグカップは、そんな伏見宿にあった「らくだ」というまちづくりセンターで買いました。この施設、一目で郵便局だったとわかる建物で、となりの残っている大きな建物に付属している建物でした。
郵便制度発足当時は施設の建設が追いつかなかったのか、地元の大家が郵便局を担ったことが多々あり、これもそのひとつです。隣は味噌や醤油を扱っていた松屋という商家であり、その東側に増築されていました。
しかも商家による管理のため、内部は商家とつながっています。
旧街道を歩いていると、こういう例は意外と多いのですが建物が残っているのは割と珍しい。
旧醒ヶ井郵便局も同じ例であると言えます。
伏見宿は上州に始まる山岳部最後の丘陵部にあり、北には三留野以来の木曽川を臨んだ高地に位置しています。尾根道を上がりきった平地で、下がるまでが宿場だったでしょう。
本陣付近に残る風情は皆無。「まあそんなもんだろうな」と半分あきらめモードでありましたが、脇本陣跡から3〜4軒大変に立派なお屋敷が並びました。
その東端にあるのがこの「らくだ」。
大変に愛想のいいおじさんと話す妻。
この郵便局跡、木造建築に付属しているのに、木造建築ではない。
なんだかヘンな具合ですが、瀟洒でかわいらしい建物でした。
何もないかのような伏見宿にもやはりナニカがありました。
その記念に購入したマグカップ。レギンス・ザビに代わって、早速現役です。
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