東三河の酒
日曜日、名豊ビルで東三河の酒蔵を知る会と称した有料試飲会がありました。
豊橋の伊勢屋酒造、福井酒造、新城の日野屋、田口の関谷醸造です。
いきなりきき酒がデフォルトで、きき酒が済んだ人からつまみをもらうという趣向。4つの酒蔵がそれぞれ3種類飲み比べるってんだから、きき酒だけで酔っぱらいになっちまうよ。
個人的には豊橋の伊勢屋酒造が気に入りました。
甘口と辛口を用意してあって、人気はやはり辛口。
自分はまったりすっきりの甘口純米大吟醸をがぶがぶと飲んでおりました。
蓬莱泉あたりの優等生な酒とは違って、個性があるね。
関谷の酒はうまいけれど、上から下までほぼ同じ商品構成。
冒険することがない。
以前は蓬莱泉が絶対のうまさだと思っていたけれど、全然そんなことはなかったな。
空なんて”お子ちゃま”って気がしたな
うまいんだけど、ぴりっとしない何かひとつ物足りない。
豊橋の人と直接付き合うことが多くなり、東三河のいくつかある酒蔵の酒も口にするようになって、いよいよ関谷酒造の優位性が揺らいできました(笑
一月ほどまえ東栄町の蜂龍盃っていう酒をもらいました。
生酒で発酵中だという。
栓はしてあるけど、発酵するための酸素を取り入れるために穴があいてる。
栓の意味なし(笑)
これがとにかくうまい。
すっきりした甘さと心地よい香り。
とても値段からは想像できないほどうまかったんだけど、いかんせん発酵中なので、毎日味が変わる。
4日もたつと酸味が増してしまって、もとのフレッシュさも影を潜めてしまう。
その変化が楽しかったりもするけれど、やはりうまいうちに飲みたいもの。
ちょっと癖があるけど、うまいっていうのがいい。
その癖が個人の嗜好に合うともっといい。
「また買ってきてあげるね!」って言ってたからきっとまた飲める。
大型冷蔵庫買わないいかんなー。
閑話休題。
伊勢屋酒造は社長さんがお客の応対をしてました。
「今はみんな辛口だからねー」とか話してましたけど、酒はやっぱり甘口でしょうな。なんでか、昔から辛口の酒ってあんまり好きじゃない。
人なつっこい笑顔を真っ赤に染めてました。
有料試飲会といえば、ガラス製のおちょこがついてきます。
これ、うちにたくさんあるんだよねぇ。
切り子のおちょこ持ってるからそんなんいらんのだよ。
けど「お持ち帰りください」っていうものだから、記念に伊勢屋の社長さんに「伊勢屋」って書いてもらったよ。
「そんなものいらんからそこらに置いとけ」っていうのに持ち帰るんだという妻。
「じゃあ伊勢屋の社長さんにサインもらっておいで」と言ったら喜びいさんでお願いに走る女ひとり。
まぁいい、伊勢屋の酒と出会った記念になるな。
その後ここにこの裏にあるビアホールでビールを飲んで、ラーメン食って帰りました。
あぁ、よう飲んだわ。
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