袋井の和三盆
この週末はネタ(ネタなのかっ!)がたくさんあり、順を追って話さなければわからないと思われるけれど、天茶の自爆日記はいつの時代も一人よがりの自己満足。
唐突にはじめてしまうぞ^^;
まずは袋井で買い求めた和三盆のこと。
和三盆、大好きです。こくのある味わいでありながら、甘みは上品。甘みの優しさを壊さないように足味わいを引き立てるという技、いったいなんだろうか。
口の中で溶かしながら香りを楽しむ。
あぁ、たまらない!
おやじはがりっがりっとかじりやがった!
「おいぃ〜かじって食うもんじゃねぇぞぉ、落雁じゃないんだから^^;」
そして、もうひとつは、 村一つという菓子。
和菓子の味なんて全然知らないけど、関の”関の戸”は大好きで、東名阪で西へ向かったときは必ず関宿へ寄って買うほど。それに似た菓子が袋井の五
太夫きくやの「村一つ」という菓子。正岡子規が上京する際、袋井駅のアナウンスを聞いたとき書いた句、「冬枯れの中に家居や村一つ」から名を取ったとか。
明治22年の子規の動向は、「坂の上の雲」で司馬遼太郎が詳しく書いていると思うが、年月日に弱い歴史ファンであるところの天にゃんは、明治22年
正岡子規とその友・秋山真之がこの時どういう状況にあったかをよく知らない。知らないままに、「村一つ」の心境をたどることはできないのだ。たぶん菓子一
つバカにできないはずだ。ましてや作り手は何百年という歴史を抱えた店でもある。その長い年月は、天にゃんどころか、正岡子規の想像を越えるさまざまなも
のを含んでいるに違いない。
まあ菓子を食うときそんな話しはどうでもいいが、そんな知識があるとおもしろいやね。
きな粉と和三盆合わせたような菓子だということで買ってきた。
まあおおよそ予想通りの菓子でした。
歴史をかんじさせるパッケージとかわいらしい菓子。
それに「袋井以外では買えない」という価値。
楽しい和菓子だにゃ〜。
コメント