Words Of Love
人を「考える葦」という。
考えるけれど、その表現方法の乏しいこと。
文字、言葉ふたつだけじゃないか。
心が通じ合うまで、そのふたつでコミュニケーションしなければならないとは、その精神構造の複雑さに引き替え、なんと不自由なんだろう。
しかもその文字も大してあてにはならない。
「好きです」と1億回書いても、「すき」の一言にはかなわない。
「どのくらい好き?」と聞かれても「口では言い表せられない」などという陳腐な言葉。むしろ子供のように手を広げて、「これっくらいっ!」という方が気持ちが伝わるというものだ。
その文字の能力不足を補うために、人は比喩、例えを持ち出して、回りくどくその愛情の深さを解説するのだ。
それでも互いの目を見ての「好き」には遠く及ばない。
人とはなんと不自由なんだろう...
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