伊予からの客人
おみやげをいただきました。
客人曰く、
「ぼくの好きな饅頭なんです」
食う前にしおりを読んだ。
天野祐吉氏が書いておられるその文章がとても気に入った。
「たっぷりと時間が詰まっている」
それほど難しくもない表現だけれど、この表現を生むための背景が必要であると思う。
つまり、菓子そのものに興味がない人や、「たっぷりした時間」、まんじゅうの歴史いずれかにロマンを感じなければ、この文章は書けなかったと思うのだ。
街道歩きの途中で見つけた和菓子屋に寄って、歴史のある菓子食べるとき、菓子そのものの味よりも、長い間に関わった人たちが見える。
卯之町の、古い道の一角にある130年余続く和菓子屋。
「時間がたっぷり」あるその空間を自分も感じてみたくなった。
あ、その前に菓子食わなくちゃね(笑)
お返しは関の戸。
関以外ではかんたんに手に入らないのに、東海道と同じだけの歴史を持つ。
なんだかこの近辺でとっても自信があるおみやげです。
昨今こればっか^^
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