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2007年8月31日 (金)

橿原・今井町にぃ

3日連続で雨。
かび臭い家を飛び出して、奈良まで走ってきました。
目標は今井町。

今井町に関しては大した知識もないので、とりあえず夢甍(ゆめいらか)という観光案内所へ行って情報を仕入れました。
ここには無料駐車場もあるし、パンフレット、見学方法なども案内していただけるのでのぞくのが正しい見学の仕方であると思われます。
しかもこの夢甍の建物自体がすでに歴史的建造物で、築100年を越えている。奈良らしく、寺社と町家が融合したようなよくわからない建物です。奈良ホテルと並べるとしっくり来るような建物です、といえば雰囲気はわかっていただけるかな。
(写真載せろっていう話だよねw)

547325779_176 3時間ほどくるくると歩きました。
なにしろ今井町内には重要文化財が9箇所もある。
前出、夢甍での説明によると、「戸口が開いていれば内部を見学できます」そうで。
なんともフレキシブルでおもしろいシステム。
実際には高木家住宅と音谷住宅しか見られなかったけれども、いろんな話が聞けて楽しかったです。
保存に関する話とか、家の変遷等、ちゃんと質問に答えてくれる。
おもしろいのは、外部の人ではなく、実際にずっと住んでこられた人が、管理・説明をしてくれることです。
重要文化財だからという理由ではないだろうけど、室内にはほとんど建物の説明がないんですよ。住人の方から直接話を聞くことができるんです。こんなの聞いたことない。
そりゃあ住んでいる人だからその家のいいところ悪いところよく知っているだろうし、愛着もあるだろう。けれど、知らない人を招いて説明するという のは、なかなかできることじゃないですよ。普通の人なんだから。それを実現してしまうという今井町の気風というか雰囲気というか。なんだこれはっ!って 思ってしまう。
しかも、この地区がよそと違うのは、まったく金目当てでないこと。つまり、観光地じゃないんです。管轄でいえば、観光協会ではなく、教育委員会 がやってるんじゃないか、という感じ。町を歴史の一部として残し、教育施設として保存してゆく感じなのですな。そしてほとんど金にならないことをやってい る保存現場の関係者と、実際に自宅の一部を公開されている十人の方々。

547325779_104 なんだこれはっ!

世間では愛国心がなくなっただのどうのこうの言いますが、地域によってはまだまだこういう形で息づいているんだなあと感心します。本来、人間とは 「愛着」を通じて町を愛していくものだとおもってはいるのですが、都会性合理主義で生きてきたものには現実の物として信じられない「愛」なのでしょう。
損得のない、町並み保存。

547325779_27 中山道・奈良井や、東海道・関のように、電線を地中に埋めてしまった例を挙げ、「これは観光地化である」とのたまったヤツがいました。それは理解不足なんだろうと、現実に話してみると思うデス。
音谷家住宅には、ミセに明治期のタンスが置いてあります。
建物は江戸中期、17世紀中頃。
「時代は違うんですけどね」とおっしゃっていたが、その気持ちはよくわかるのです。「観光地」じゃないんですよね、今井町は。
この人たちは観光地としてこの町を育てたいわけじゃなくて、今井町を理解して欲しいのです。町を理解するには、過去も含めて人々の生活を見るのが最も良い方法です。
明治期のタンスも、今井町のひとつの過去なんですよね。
それらをひっくるめて今井町であると、きっと住人の人々は考えているのだろう。だから築350年の家の、外部から見えるところにたかだか100年前のタンスを置くのです。
そういうことを理解できない人が、「電線がないから観光地」などと底の浅いことを言うのだろうと、音谷さんの話を聞いていて思いました。

なかなか居心地のいい空間、今井町。
でもね、いくら色気がなくても、数件の飲食店は欲しいです。
まともに腰を入れて回れば、おそらく丸一日かかります。それでも納得できるほどの写真は撮れないだろうと思われるボリュームですからね。それにはまず腹が減っていては戦ができぬのですよ。
儲ける気はなくとも、それはどうにかお願いしたいところではあります。

コらっ!
そこでこそこそと「ビールが飲みたいだけやろ」とつぶやくのはやめたまえ、きみっ!
失礼やろっ!(笑)

こりゃあまた行きたい。
少なくとも重文の建物にはすべて入って、管理されている人と話したい。きっと今井町に自体についても、建物の歴史についても住む人にしかわからないおもしろい話っていうのがあるはずだから。
見る方も、建物を見てうんちくを語ったり、ちゃんと質問できるほどの知識を蓄えなければなるまい....と思った。

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