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2006年7月23日 (日)

おきざりにされた歴史

あまりに腹に据えかねるので、記しておく。
A級戦犯を靖国に合祀する事に昭和天皇が遺憾の意を持っていたらしいという話。何かの間違いではないの?

一般に昭和天皇は賢者と言われるが、実は戦争について何も知らされていなかった可能性もある。東條英機は天皇の戦争責任をきっぱりと否定し、自ら死を選んだ。アメリカが望む証言をすれば日本の国体と天皇の存在について保証すると取引し、あえて死を選んで行った。
彼は閉塞された国内を打開するために戦争への道を歩んだ。
陸軍の暴走、統帥権問題など、昭和初期の国家のあり方を覆さなければならないほどの大きな問題を解決しないままに、半ばやけくそで踏み込んだ戦争でもある。
そもそも首班であった東條などは対米戦争反対派であった。
それを「日本への包囲はいよいよ狭まった」などと国民の非常時意識をあおり立てたのはメディアである。のちに軍部の走狗になってしまったメディアが戦争への覚悟を国民に強いた印象は各種資料からも否めないと思う。
それにのせられたのが東條英機ではなかったか。
こういうことはその時代を生きた人しかわからない。
メディアがいかなるニュースを一面にしたか、反米を煽る様な記事を載せたか。それらを人々がどう受け取ったか。
朝日新聞は終戦後にそうした報道のあり方が誤りとし謝罪した。が、あおり立てたという責任は残る。巨大な時代のうねりを作り上げた本人たちは、処罰されることもなく生き続けた。
そういうなかで、「おれが死ねば済むことだ」と潔く死んだ東條のみを「国の為に死んだのではない」とだれが言えるのだろう。

報道されたのは、おそらく昭和天皇が口にした一部を書き留めただと思われる。昭和天皇はそれほど薄っぺらで酷薄な人間ではなかったと思っている。

思うに、メディアが小泉首相の靖国参阻止の後押しになるからと、持出した話だと思われる。だからメディアも信用できない。
自分たちの主張を通すためならば、評論家と称する寄生虫のようなものを連れて来てしゃべらせる、有利な記録があれば持ち出す。権威が大きければ大きいほど効果がある。なにしろ、日本国民は自分で考えることはせず、大半のことは鵜呑みだから。

ゆうべ、白洲次郎をテレビで取り上げていた。
彼は「この愚かな戦争の責任をいつまでも伝えていかなければならない」と語った。「戦争の被害」ではなく、「戦争の責任」である。でも、現実にはだれも伝えてない。
彼が願った夢は潰えた。
つい先頃まで生きていた彼はその頃の日本人を見てどう思ったのか知りたかったなぁ。

イデオロギーとか、学校で教えられた歴史評価、社会情勢などを総合して考える必要がある。考えてこなかったからこそ、アメリカを越えるアメリカらしい国になってしまったのだと思う。
ひとりひとりの人間を取り上げれば、宗教的自制心を少なからず持っているアメリカ人は日本人よりもまだましである。

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