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2006年6月11日 (日)

功名が辻 (23) 本能寺

いつもと同じ天正10年6月2日が再現されました。
型にはまりきった本能寺の変で、面白みといえば、信長ー帰蝶ー光秀の三角関係だけでした。ああいう展開では信長としても演じようがなかろうと少し 舘ひろしが気の毒になったけども、むしろ前回から今回への引き継ぎしーんとなった就寝前の帰蝶の膝に休む信長の表情がかれの真骨頂というか、舘信長の総決 算であったかもしれないと感じた。
少しも休むことなく天下の事に奔走した結果があのつかの間の休息であった。

ドラマとしては劇的に表現するしかないのはわかるが、光秀の大演説はやめて欲しいなぁと毎度思う。水色桔梗の旗印を掲げてはいるが、あれは明智光 秀の私兵ではなく、織田軍なのだ。あくまでも織田信長から貸与されている兵であるから、そういう兵どもに「敵は本能寺にあり!」と怒鳴りつけたところで、 道中で脱走兵続出することは間違いないのだ。中には「信長様に知らせなければ」という兵が出ないとも限らない。現に明智主脳部はそれを慮って間際まで目的 地を知らせなかったと言う話を聞いている。そもそも備中行きという長距離行軍なのに、深夜に軍を発するという事実のみでも、兵は動揺・混乱するはず。それ を統率して騙し抜いたのはあくまでも光秀への信頼感で、また彼の実力であっと言う事はできようが。

その反面、惚けたような光秀には大変に共感できた。
おそらく、光秀にとっておそらく信長を殺すことだけが目的であって、天下を取ろうなどというのは二次的な理由であったと考える。言い換えれば後世のつじつま合わせというか、あくまでも光秀を簒奪者として扱う必要のあった「勝者」の理屈が見える。
光秀は、当時日本海側の小さな地方勢力でしかない細川などあてにしなかったろうし、義昭をもり立ててきたという事実を考えても、彼が本気で立つと は考えていなかったろう。もともと天下に志を持っているわけではない筒井なども、はっきりした戦果を示さなければ味方しないだろうということは予測してい たはずである。なにより光秀自身が、人を見る達人であったということが、それらを裏付けるのではないだろうか。
卑近な例で、女性には失礼かもしれないが、その気もないのに道路で若い女が裸で寝ていたのを襲ってしまったという一面はあると思う。戦国人である以上、ついふらふらという気分もあったのではないかという推測である。

やっと柄本秀吉が本来の顔を見せましたわね。
黒田官兵衛は「千載一遇の工期でありますぞ!おやりなさりませ!」の一言で天下を取りこぼした男と言われている。彼に関してきちんと表現したドラ マは知る限りないが、黒田という男にとってはこここそ切所であった。それを思っての斉藤洋介と柄本明の芝居ではなかった。もうひとつ踏み込みが足りないん だね。

細川忠興もよかったね。
彼はた玉に対して暴力亭主的なところがあるらしいのだが、それを表現してましたね。ちとヒステリックな、短気っぽいところをよく描いてくれたと思う。
忠興はのちに肥後一国を領する大名になるため、見事な武者ぶりのみがクローズアップされがちだが、そういうところをきちんと見ているのは女性脚本家故か。だとすれば心地良し。

それに引き換え長谷川京子の芝居はまずいね。
時代劇ができてない。
忠興が覚悟を吐露するシーン、藤孝→忠興→玉の順にしゃべるので、一層玉の言い回しが浮いてしまう。美貌でごまかそうとしちゃダメだ!w
もっとも玉の真価はこれから発揮される。
石田三成の強攻策に対していかなる芝居をするかで、判断したいと思う。

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