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2006年5月28日 (日)

関東放浪記 (27) 日本人の民俗と宗教観

第一展示室を出て休憩所で座り込んだとき、時間的な制約が大きくなってきたと気付いた。
まだ全体の1/5も見ていないのに1時間は経過している。
「第一展示室」といってもそれだけで通常の市町村にある民俗資料館を大きく凌駕しているためにしかたのないことであるが、自宅からの距離を考えた場合天秤にかけることすら困難である。
といいつつも特別展が最優先とされるため、常設ははしょることにして、ワークシートのみすべて集めていくことにする。
瀬に腹は代えられぬというし、集中力とてそれほど長続きする訳でない。

ずっと客が多かった館内も、進むに連れて段落としに空いてきた。
第三展示室ではぽつりぽつりになり、第四展示室ではほとんど貸し切り状態となった。
それなのに第五展示室になるとまた人が増える。つまり第四を飛ばしているのだ。
第四とは日本人の宗教観と民俗世界コーナーなのだが、実はこれこそがこの博物館の真の価値であると断言しよう。
ムラの風俗とか人の集団としてのありかたなど、集められた話を具体的に詳しく説明している場所をここ以外知らない。
自然神とのかかわり合いとか、集団としての宗教観とか、まったく知らなかったことばかり。
「故キヲ温ネテ新シキヲ知ル」とはまさしくこのことである。

日本人は無宗教ではない(恐れを知るものという意味合いにおいて)ことを証明してくれるコーナである。
いわゆる有形の神というものは持たない(仏教ももともと形のない宗教であるが)が、心のよりしろであったことは事実だし、呪術がいわゆる宗教的な 色合いを帯びているとすれば、それは宗教の一部として考えるべきである。古来自然を崇拝するという心を持ち合わせていたのは何も日本人ばかりではないと思 う。
さまざまな風土・環境においてそれぞれが特化していくものであって、地域によっては人間の精神が柱になった場合もある。
日本人は食について安定的であったため、宗教観が育たなかったという考え方があるらしい。それについて論ずる能力は自分にはないが、心の中を探っ てみると心当たりがないでもないような気がするのは単に日本人であるからだという気持ちの裏返しなのかもしれない。裏打ちが欲しいところではある。

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