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2006年3月19日 (日)

本の話

司馬遼太郎が亡くなって10年たつのに、まだ新刊が出てる!
パラパラと開くと、カッコ書きで彼の著作名が書かれています。
こりゃなんだ?!
表紙には「人間というもの」とある。
中身はあとがきを除いてすべて司馬遼太郎の文章で占められている。
まるで「人間というもの」という磁石で、砂の中から砂鉄を拾い集める様な作品だ!
しかしながら、テーマに沿っているとはいえ、ひとつひとつバラバラにに崩してしまった本の中から、テーマに関連する発言を拾い集めたとして、意味を為すものだろうか。
人間の想像力という者は数学的にはいかない。
1+1が10になることすらあって、それはむしろまとめあげる側にはなくて、読者に依存している。なのに、その作品について「司馬遼太郎著」とい うのは明らかに間違っているとおもうのだが、いかがであろうか。出来うるならば、「著くさく司馬遼太郎、選・構成:織田信長」のように表記してほしいと思 います。
そりとて、「司馬遼太郎でもうけよう」という意志は感じられない。司馬遼太郎の文章というのは、こんなに楽しいんだよ、という主張のみが行間からこぼれていて、構成者の気持ちが手に取るようにわかる。
ここにも司馬遼太郎の世界で遊ぼうという「ウラシバ」というコミュがあるが、これは外部の人からみれば小馬鹿にしているとしか思えないのに、実は司馬作品が好きなひとの集まり。「人間というもの」にはそれと同じような意志が見えます。
おいしいところばかり拾い上げているからとてもおもしろい。
が、結局は入り口の案内であって、司馬作品の本質ではない。普通の司馬遼太郎ファンが読むならば、笑い飛ばすくらいの器量は必要でしょう(笑)
んで、つまらないかというと、そうでもない。
あまりに断片的過ぎてなにがなんだかわからないのではあるが、見ている分にはおもしろい。つまり司馬の文章は話の態を為してなくてもおもしろいというこった。

もう一冊、「司馬遼太郎と城を歩く」という書籍もある。
こちらは司馬作品の中から城関連の描写を選り抜きだし、城のデータや見方を楽しもうというもの。オールカラーです。
これもおもしろいが、なにやら観光地図のようで浮いた感じが似合わない司馬遼太郎とは少し違った印象を受けます。写真も多く見て楽しめるが、城の
ガイドブックとしては明らかに役不足で、一体だれが読むべき本なのかはっきりしません。
うちにもある「坂の上の雲をゆく」という随筆集の方がずっと存在価値がある。やはり引用ばかりで再構成しては魅力半減ということで、第三者の突っ込みなどがあってこそ、読む価値があるものなのでしょう。

街歩きの本がない!と先頃ここで不満を言い立ててたら、出ました、サライの陽春特大号!特大号のくせに630円とはうれしいお値段。いや、うれしいのはその内容でありまして、「粋で懐かしい街・東京下町散歩」ですわ!
ほら、キターーーーーーッて感じでしょ^^
洋ランの先駆者・江尻光一氏のインタビューまで載っていて、この値段はお買い得。ありがたやありがたや( ̄人 ̄)

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