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2006年3月13日 (月)

木曽三川と長島(3) 輪中の里・前編

船頭平河川公園をあとにして、堤防道路をさらに南へと下ります。

この堤防道路は長島輪中の堤防かしら?との疑問が胸をかすめ、帰宅後パンフレットや資料館の資料を引っ張りだしてみると、どうやら福原輪中の堤だったらしいことが想像されます。
古い地図を見ると福原という輪中が単独で存在しているし、現在では陸続きなのに、三重県桑名市長島町と愛知県愛西市福原新田町に行政区域も分けられている。そのくらい厳然とした区分けがあったとなると、部外者が曖昧に「長島町の一部でいいのでは?」と軽々しく言えないような重みを感じます。
そんな歴史のあるツツミ。堤防と言う土のカタマリですら、人間の歴史の一部なんだと壮大な気分になるから不思議。

〜その堤防道路を長島町へと向かいます。
長良川文庫から数分、道路右側に輪中の里はあります。
ここに来るのは10年ぶりくらいでしょうか。

城郭の雰囲気を取り込みながらも水屋を模していて、個性的なデザインです。
水郷と、城のイメージをひとつの建物に結集するってすごいなぁ。建物のプロが見てわかるようなものなら驚かないけども、そんなものにはまったくのドシロウトでセンスもない自分にすら感じ取らせるんだから大したものだと思うべきでしょう。単に「変わった建物だな」で終わってしまっては、デザイナーの努力も水の泡になってしまいますが(;^_^A アセアセ・・・
しかし以前ならばこんなこと思いもしなかったはず。今は「水郷の資料館」として見に来ているからこそ、この建物の特殊性を感じることができるんでしょう。なんでも興味を持たなくちゃダメってことなんだなぁ。

さて、入り口正面の自販機で入場券を買います。しかし係員がいない。
チケットは持っているからそのまま入ったって問題はなさそうだけど(役所だから、そういうとこはどこでもルーズだ)、資料館の順路としてまず入り口のパンフレットをチェックしておかなれければならない。その儀式を済ませているうちに係のお姉さんがやってきました。いやぁもうしわけない、おねえさん。だれも来ないと思って、チケットを口にくわえてしまってました。まだまだ花も恥じらう...という年齢だったので、彼女も「うわっ」と思ったことでしょう、すみませぬな(;^_^A アセアセ・・・

以前軽く見ているので今回はじっくりと見ることにします。
いきなり「上映時間24分」とあるビデオを見た。長島町の特徴を遠足で訪れるように紹介していき、クイズを出題するという形式。内容的には子供向けのようだけど、登場人物は子供だけを意識したとは思われない口調で、大人でも恥ずかしくなく見られました。それが終わると長島一向宗の映画上映(市原悦子主演です)がありますが、当日は劇場内改装中でここでは見られず、「ご覧になるのでしたら、本館の方に..」とのことでありました。でも前回見ているのでパス。
ここからはパネルと稼働する模型などで、長島町と輪中を紹介しています。子供の興味を惹き付けるべく、データベース検索用パソコンと並んで、テレビゲームもいくつかありました。 しかしWindowsだったので使い勝手が非常に悪く、パス!
遠足ならこれはパニックやね...
模型は東名阪道長島高架橋のモデルと、先ほど実物を見たばかりの船頭平閘門です。船頭平閘門は扉の開閉ができるはずですが、実物を見て来ているのでこれも通過です。
他に芭蕉と曽良が長島を訪れた時をモデルに、二人の声を再現したコーナーがあったり、長島一向一揆と信長の戦いや、伊勢湾台風を時間を追って紹介したりするコーナーがあります。意外に感じたのが長島一向宗徒と織田信長の戦いで、えらく長島一向宗徒に肩入れしている印象です。全3回の長島攻めで多大な被害を被ったのはむしろ織田側で、第三回攻撃まで織田軍はこてんぱんに負けているのです。
先年、比叡山だったか、本願寺だったかが、「織田信長の虐殺行為を許す」と発表したことがあります。おー歴史は生きているな!と当時は思ったことでしたが、こうして長島の人たちの被害者意識と合わせてみると、さもありなんという気がします。もっとも展示側の意識としては「公平な目」なのかもしれません。織田信長は歴史の流れの主流であり、それに抗うものが、現代日本人に於いては敵になってしまっています。そういう「一般常識」に対して疑いの目を持つことが、正しい歴史(事実)を裏付けすることになったり、新しい事実を堀り起こしたりすることにもつながるのです。

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